
Embodied Identity Shift™が生まれた背景
コーチングの世界に入るずっと前から私は約20年間俳優訓練をしてきました。 その訓練を通して役の内側を深く掘り下げ、キャラクターを“つくる”という内的プロセスを学び続けてきました。
その中で、私はある大きな真実に気づきます。
身体は、思考よりも先に“真実”を語る。
この気づきは、舞台やカメラの前だけで現れたわけではありません。 稽古の中で、身体を使った探求の中で、感情を調べるプロセスの中で、 馴染みのあるジェスチャーや、特定の感情で変わる呼吸のリズムの中で、 いつも身体が先に反応していたのです。
俳優は、自分とは違うアイデンティティを、身体を通して確信をもって、リアルに“生きる”ことを学びます。 思考だけではなく身体から役に入っていくからこそ可能になることです。
そしてある日、私はふと思いました。
「俳優が役のアイデンティティを身体で生きられるなら、 人は“人生のための新しいアイデンティティ”も身体で生きられるのでは?」
これまで私は、多くの人と同じように、マインドセットだけで人生を変えようとしていました。 アファメーション、ビジュアライゼーション、ジャーナリング、ヒーリング…… できることは全部試しました。
もちろん、それらはとても力のあるツールです。 でも私は、ある違和感に気づきました。
頭では変わっているのに、理解しているのに、身体はまだ“過去の私”を生きている。また、例え変化を感じたとしてもしばらくするとまた変化前と同じ様な事を経験している自分がいる。
その瞬間、すべてがつながりました。
”アイデンティティ”とは、 思考だけではなく、 パターンであり、姿勢であり、呼吸であり、 神経系の反応であり、身体に刻まれた“生きた経験”なのだと。
自分を変えるには、“存在の仕方”を変える必要がある。つまり”アイデンティティ”を変える必要がある。
この気づきが、私のメソッド Embodied Identity Shift™ の土台となりました。
これは、
-
ソマティック(身体)への気づき
-
潜在パターンの書き換え
-
アイデンティティベースのコーチング
-
俳優として学んだエンボディメントの原則
を統合したアプローチです。
そして今も私は、俳優として表現の世界に身を置きながら、 このメソッドを通してクライアントが もっと本質的で、もっと自分らしく、自由なアイデンティティへと“身体ごと”移行していくことをサポートしています。
変化を“頑張って起こす”のではなく、 変化を“生きる”という方法で。